【学校では教えてくれない 9割の人ができない正しい本の読み方】

f:id:ko_mura:20170127072948j:plain


こんにちは、珍しい名字の男 幸村です


昨夜は橋口友比古さんの「本の読み方セミナー」に参加してきました


頭から湯気が出るくらい濃い内容だったのでシェアしたいと思い


普段、投稿の99%がグルメネタな幸村ですが、セミナーレポートを書いてみようと思います(課題図書の内容も面白かったので、はてなブログに書いてみた、ちょっと長め)


以下レポート⬇︎


................


■メニュー


「90%以上の人が本を読めていない事実」


その道のプロの極意が1000円ちょっとで手に入れられる、投資回収率の高い自己投資である「本」


しかし、要約課題を出すと9割以上がちゃんとできない


要約が間違っているということは、著者が言いたいことを理解していないということ


でも本人たちは「読んでよかった」「ためになった」と言っている


それは、読みたいように読んでいるから=著者が言いたいことが分かってない


このセミナーは橋口友比古さんが、木坂健宣さんの「インプットクラス」(参加費約90万 哲学書を読み解く)に出て鍛えられた「本の読み方」


*橋口友比古さんのことを幸村は、

難しいことを分かりやすく翻訳する天才だと思っている


................


■口取り


セミナー当日の2週間前、

本の読み方セミナーなので、参加者には課題図書がメールにて告げられた


日本歴代5位の発行部数(439万部)の本

養老孟司著「バカの壁新潮新書


そして、事前課題としてこの本の、まえがきと第1章「バカの壁」とは何かの27ページを読んでくるというもの


そしてセミナー当日には橋口さんより、ある質問が出されること、グループディスカッション、答え合わせがあることが告げられた


................


■小前菜 


セミナー当日までの幸村の動き↓


早速Amazonで本を注文


「ある質問」と「グループディスカッション」

この2つをどう乗り切るか...


何を隠そう、私は臨機応変な対応が超苦手な接客業店長の幸村


コミュニケーションが苦手なのに、なぜ13年も同じ仕事をしているのか自分でも不思議だ


ちなみに海外旅行好きでもあるのだが、極度の方向音痴でその昔ドバイの空港で2時間迷子になったこともある男だ


正直に言おう「グループディスカッション」という単語が怖いのだ!!

トーク力に自信がないのだ


しかし恐れを抱く幸村は動いた

事前準備を開始したのだ


「デートは事前準備が9割」だと

石田純一も言っていた

花火大会でトイレの場所を事前に確認しておくのがデキる男だと


なんかそんな感じだ

ニュアンスだけ伝われば


まずは事前準備だ


「正しい本の読み方」とは?

「ある質問」とはなんだろ?


ヒントがないか、橋口友比古さんのブログ、過去5年のメルマガを読み漁り


googleにて各種キーワードを検索


「橋口友比古 バカの壁

「橋口友比古 読書」

「木坂健宣 精読」などなど


FBI分析官ばりに調べた

そして自分なりの仮説を立ててみた


正しい本の読み方とは、

「自分のフィルターを0にすること」


ある質問とは、

バカの壁とは何か?」と聞いてくるのではないかと(だって第1章のタイトルだし!)


あとは、課題図書を読み込むべし!

具体的には、一度1冊まるまる読み、次に第1章を読み込む


そしてノートに書き出し、バカの壁の説明箇所をピックアップした


................


■前菜


迎えたセミナー当日

場所は渋谷の会議室

19時〜22時の3時間開催だ


Airbnbで渋谷の部屋を予約し、

googleマップ頼りに開始15分前に会場入り(方向音痴にとってgoogleマップは神!)


会場にて最前列右端に席を確保

(幸村はセミナーは基本最前列をキープする、同じお金出すなら講師の近くが波動が強いし、ライブでいうならアリーナ席だし)


セミナー前の橋口さんは、いつもと同じでめちゃくちゃリラックスしている、まったく力んだ様子もなく、まるで仙人のよう、まさに「自然体」といった感じ


19時いよいよセミナーが開始する


................


■スープ


19時セミナースタート


橋口さんは6日連続セミナーの予定で

5日目とのこと(東京→大阪→東京)

スケジュール組むのミスったー笑と苦笑い


会場には、参加者約30名


なかには、橋口さんのマーケティングの師匠、売り込まず引き寄せるマグネット集客の金子欽致さんも(なんて爽やかな方!)


オカンが朝にお風呂を温め直してくれてほっこりした話など

橋口さんにより、会場の雰囲気が柔らかくなっていく


セミナーって内容開始前の雰囲気作り大事だなと(お笑いライブの「前説」みたいな)


場があたたまっていく


................


■メイン1


「夢を叶える本の読み方セミナー」

内容本格的にスタート


橋口さんによる「ある質問」発表


グループディスカッションワークテーマ


『これも一種の「バカの壁」です(p14)とあるが、筆者は他に「バカの壁」として何種類あげているか、すべて挙げよ』


よし!ヤマが当たった!

心のなかでガッツポーズ!


橋口さんより

まず10分で自分の意見をまとめ、

次に30分グループディスカッション

そして、グループ毎に発表してくださいとアナウンス


6人毎、4グループに分かれる

グループディスカッションスタート


恐れていた

グループディスカッションの時間だ


この後、幸村は震えていた

西野カナ以上に震えていた


なぜかって?

同じグループのメンバーの方々が

レベル高すぎるから!


例えるなら、

ドラゴンボール天下一武道会にて、

幸村が村人Aなら、他のメンバー孫悟空とかピッコロさんレベルの戦闘力=トーク力


「強者揃い」


セミナーで前列にいるくらい

向上心高いからなのか...


グループディスカッション

同じグループの方々はとても優しい方ばかりだった


幸村 果敢に発言するが空回り

今思うと力みすぎていた、肩に力入り過ぎていた...


キラリと光る良い発言すらできず終了


................


■メイン2


本を読み解くって

なんて難しいんだ


それを議論するのって

なんて頭を使うんだろ


そんな言葉が頭のなかをぐるぐるしていた


頭から湯気がでるって、こういうことなのかな


続いてグループ発表と各グループの討論


議論はヒートアップ!

ここは「TED」ですか?ってくらい会場は熱くなっていった


そして橋口さんより

「答え合わせ」と解説


バカの壁とは=無知の知であること


無知の知とは、

「他人の無知を指摘することは簡単であるが、言うまでもなく人間は世界のすべてを知ることはできない


ギリシアの哲学者ソクラテスは当時、知恵者と評判の人物との対話を通して、自分の知識が完全ではないことに気がついている


言い換えれば無知であることを知っている点において、知恵者と自認する相手よりわずかに優れていると考えた」(Wikipediaより)


正しい本の読み方「精読」とは


著者の「主論」「各論」「束論」

の構図を理解することが大事


「主論」は筆者が1番伝えたいこと

「各論」「束論」はその補足


ニュアンスだけイタリアンで例えると

イタリアンとは?という問いなら

「主論イタリアン」「各論ピザ」「束論マルゲリータ」な感じ


本を読めてないってのは、イタリアンとは?って問いなのに、マルゲリータとかカルボナーラとか細かいとこだけを抽出しちゃってる感じ


................


■デザート


読み方テクニックまとめ


「はじめに」を読み飛ばさない

ここに筆者のこの本の書いた意図があることがほとんど


自分の信念に引っ張られずに

「筆者の言いたいこと」を「筆者の言い方」で理解する


シニフィアンシニフィエを理解して、筆者のシニフィエと自分のシニフィエをすり合わせる努力をする

(猫って単語を聞いて、Aさんはミケを、Bさんはシャム猫をイメージする)


本は3歩進んで2歩下がる読み方を、ずっと続けていくことが大事(ここは主論で、ここは批判されないように予防策としての各論みたいな)


最後に


なんのために本を読むのか?


著者の視点を手に入れることで自分が知らなかった世界に触れること


世界が全く違って見えるようになる

例: バカの壁 3章でいうと、

「知るとはガンの告知」

 余命6ヶ月と言われたら、いつも見ていた桜も、今までと違うように見える


................


■あとがき


最後に、

頭から湯気が出るくらい読書に向き合うきっかけと読み方を教えてくれた橋口友比古さん


ナチュラルで美しい素敵な写真を撮影してくれ、セミナー翌朝に参加者へ配信してくれたイトウケンタさん


セミナー開催に際し、動かれたチームトゥモロースタッフの皆様に感謝し


長文を締めたいと思います


ありがとうございました


................


この投稿をするため

渋谷のドトールでココア、ラテ、コーヒーを頼み、長時間 昨夜の振り返りができたことが今回の1番の収穫です


幸村